株式会社AKINAI 株式会社AKINAI
空き家管理

コラム

公開日:2026年3月3日(最終更新日:2026年3月4日) 空き家管理

空き家の窓やサッシを放置すると危険?管理と対策まとめ

空き家の窓やサッシを放置すると危険?管理と対策まとめ

空き家の窓やサッシの管理は、防犯対策・雨漏り防止・資産価値維持の観点から非常に重要です。戸締まりを怠れば空き巣被害のリスクが高まり、劣化を放置すれば雨水の侵入や建物全体の老朽化につながります。本記事では、空き家の窓・サッシの正しい管理方法、基本の防犯対策、修理や交換が必要なケース、気になる交換費用の相場まで詳しく解説します。

空き家の窓やサッシの管理が重要な理由

空き家の窓やサッシの管理は、単なる美観の問題ではありません。適切な管理を怠ると、防犯上のリスクを高め、建物の劣化を早め、最終的には大切な資産の価値を大きく損なう可能性があります。

空き家が狙われる防犯上のリスク

空き家は人の出入りがなく、人目につきにくいことから、残念ながら犯罪のターゲットになりやすい傾向にあります。特に窓やサッシは、侵入経路として狙われやすい箇所です。侵入窃盗の多くは窓からの侵入が占めるとも言われています。

古くなった窓や鍵は、バールなどの工具で簡単にこじ開けられることがあり、侵入のリスクが高まります。 また、管理が行き届いていない空き家は、外観から「人が住んでいない家」と判断されやすく、空き巣にとって格好の標的となります。

盗難だけでなく、不法侵入、不法占拠、さらには証拠隠滅のための放火といった深刻な被害に発展する可能性も否定できません。 窓が多い家や人通りの少ない場所にある家、角地にある家などは、特に注意が必要です。

窓やサッシの劣化が引き起こす問題

空き家は換気が不十分になりがちで、室内に湿気がこもりやすくなります。 この湿気は木材の腐食を早め、カビの発生を促し、建物の構造自体にダメージを与えます。 窓やサッシのパッキンやコーキング材は、紫外線などによって劣化しひび割れることがあります。

これを放置すると、雨水が侵入し、窓枠や下地材を腐らせる原因となり、さらに建物全体への雨漏りへとつながる恐れがあります。

窓ガラスが割れたまま放置されると、そこから雨風が吹き込み、室内の劣化を加速させるだけでなく、害虫や害獣の侵入経路にもなります。 また、古い窓は断熱性能が低く、隙間風が入り込むことで室内の環境悪化を招くこともあります。

これらの劣化が進行すると、「特定空き家」に指定され、固定資産税の優遇措置が受けられなくなるなどのペナルティが課される可能性もあります。

資産価値維持のための窓やサッシの管理

窓やサッシは、建物の快適性、安全性、美観に大きく影響し、ひいては資産価値を左右する重要な要素です。 窓やサッシの劣化を放置すると、建物全体の老朽化が進み、外観の印象も悪くなります。 これは、将来的に売却や賃貸を検討する際に、買い手や借り手にネガティブな印象を与え、査定額の低下につながる可能性があります。

現代の不動産市場では、断熱性や省エネ性能の高い窓が重視される傾向にあります。 適切な時期に窓やサッシの点検、修理、交換を行うことで、建物の性能を維持・向上させ、結果として資産価値の維持・向上につながります。 定期的な管理は、小さな不具合が大きな修繕費用につながるのを防ぎ、長期的に見て経済的なメリットも大きいと言えるでしょう。

空き家の窓やサッシの基本の戸締まり対策

空き家を犯罪から守るためには、窓やサッシの戸締まりを徹底することが非常に重要です。単に鍵をかけるだけでなく、さらに防犯性を高めるための対策を講じましょう。

通常の戸締まりに加えて行うべきこと

空き家の窓やサッシは、通常の戸締まりを確実に行うことが基本です。すべての窓と勝手口、玄関ドアの鍵をしっかりと閉め、クレセント錠も確実にロックされているか確認してください。クレセント錠は補助的な役割ですが、閉めることで窓が揺れにくくなり、ガラス破りの際に音が出やすくなる効果も期待できます。

また、長期不在にする際は、郵便受けや牛乳受けなど、外部から手が入る可能性のある開口部にも注意が必要です。施錠できるタイプのものを選ぶか、内部から塞ぐなどの対策を検討しましょう。鍵は決して玄関マットの下や植木鉢の陰などに隠さないでください。泥棒が真っ先に探す場所であり、非常に危険です。

補助錠や防犯フィルムで強化する

窓やサッシの防犯性をさらに高めるためには、補助錠や防犯フィルムの活用が有効です。補助錠は、ワンドア・ツーロックならぬ、ワンウィンドウ・ツーロックを実現し、侵入に手間と時間をかけさせます。

窓用の補助錠には、窓枠に取り付けるタイプや、サッシのレールに挟み込むタイプなど様々な種類があります。ホームセンターなどで手軽に入手でき、比較的簡単に取り付けられるものも多いです。二重に鍵をかけることで、侵入者が諦める可能性が高まります。

防犯フィルムは、窓ガラスに貼り付けることでガラスの強度を高め、割れにくくする効果があります。万が一ガラスが割られても、破片の飛散を防ぎ、侵入に時間を要させるため、泥棒が侵入を諦めるきっかけにもなります。災害時のガラス飛散防止にも役立つため、一石二鳥の対策と言えるでしょう。

シャッターや面格子による物理的な防犯

物理的な障壁を設けることは、空き家の窓やサッシの防犯対策として非常に効果的です。シャッターや面格子は、外部からの侵入を直接的に阻む強力な手段となります。

特に1階の窓や人目につきにくい場所にある窓には、シャッターの設置がおすすめです。シャッターを閉めることで、窓ガラスが外部から見えなくなり、破壊行為を防ぐことができます。電動シャッターであれば、遠隔操作で開閉できるタイプもあり、定期的に開閉することで空き家であることを悟られにくくする効果も期待できます。

面格子は、浴室やトイレ、キッチンの小窓など、比較的小さな窓からの侵入を防ぐのに役立ちます。一度設置すれば常に防犯効果を発揮し、窓を換気のために開けておきたい場合でも安心感があります。デザイン性の高い面格子も増えているため、外観を損なわずに防犯対策が可能です。

空き家の窓やサッシの日常的な点検と手入れ

空き家の窓やサッシは、放置すると劣化が進みやすく、防犯性や断熱性が低下する原因となります。定期的な点検と手入れを行うことで、これらの問題を未然に防ぎ、空き家の良好な状態を保つことができます。

定期的な清掃と動作確認

空き家であっても、窓やサッシには砂埃、落ち葉、鳥のフンなどが付着します。これらを放置すると、サッシのレール部分に溜まり、窓の開閉を妨げたり、劣化を早めたりする原因となります。定期的に窓ガラスを拭き、サッシのレール部分の汚れを取り除くようにしましょう。

また、窓や鍵がスムーズに開閉できるか、鍵がしっかりと閉まるかどうかの動作確認も重要です。動きが悪い場合は、市販の潤滑剤を使用することで改善されることもあります。定期的に動かすことで、固着を防ぎ、いざという時の防犯性能を維持することにも繋がります。

パッキンやコーキングの劣化チェック

窓ガラスとサッシの間や、サッシと壁の隙間には、気密性や防水性を保つためのパッキンやコーキング材が使用されています。これらは紫外線や雨風にさらされることで、徐々に劣化していきます。

パッキンが硬くなったり、ひび割れたりしていないか、コーキング材に剥がれや亀裂がないかを目視で確認しましょう。これらの劣化を放置すると、隙間から雨水が侵入したり、隙間風が入ることで断熱性能が低下したりする原因となります。

雨漏りや結露の早期発見

空き家は人の出入りが少ないため、雨漏りや結露の発生に気づきにくい傾向があります。しかし、これらを放置すると、カビの発生、木材の腐食、壁のシミなど、建物の構造にまで影響を及ぼす深刻な問題に発展する可能性があります。

点検の際には、窓枠の周囲や壁に水の染み跡がないか、カビが生えていないか、結露がひどく発生していないかなどを注意深く確認してください。特に雨上がりの日や、寒暖差の大きい時期に点検を行うと、異常を発見しやすくなります。早期に発見することで、被害を最小限に抑え、修理費用も抑えることができます。

空き家の窓やサッシの修理や交換が必要なケース

破損や変形が見られる場合

空き家の窓やサッシに、ガラスのひび割れや破損、フレームの歪み、開閉の不具合、鍵の破損などが見られる場合は、修理や交換を検討する必要があります。これらの破損は、防犯性能を著しく低下させるだけでなく、雨風の侵入を許し、建物の内部にまで被害を広げる原因となります。特に空き家は人の目が行き届きにくいため、小さな破損が大きな問題に発展する前に対応することが重要です。

防犯性能や断熱性能を向上させたい場合

現在の窓やサッシの防犯性能に不安がある場合や、将来的な活用を見据えて断熱性能を高めたい場合も、交換のタイミングと言えます。例えば、一般的な単板ガラスから防犯合わせガラスや複層ガラスへ交換することで、侵入リスクを低減し、室内の温度変化を抑えることができます。また、高機能な鍵への交換や、サッシ自体の気密性を高めることも、空き家の資産価値維持や防犯対策として有効です。

経年劣化が著しい場合

長期間にわたる使用により、窓やサッシは経年劣化が進みます。パッキンの硬化やひび割れ、サッシの開閉が重くなる、結露がひどい、ペアガラス内部の曇りなどがその典型です。

これらの劣化は、防犯性能や断熱性能の低下を招くだけでなく、雨漏りの原因となったり、見た目の美観を損ねたりします。劣化が著しい場合は、部分的な修理では対応しきれないことも多く、全体的な交換を検討することで、空き家の機能性と安全性を確保できます。

空き家の窓やサッシの交換費用と相場

空き家の窓やサッシの交換にかかる費用は、窓の種類やサッシの素材、工事方法によって大きく異なります。ここでは、それぞれの費用相場について詳しくご紹介します。

窓の種類別交換費用の目安

窓の交換費用は、使用するガラスの種類や窓のサイズによって変動します。一般的な透明ガラス(フロートガラス)の場合、90cm×90cm程度の窓で13,600円~19,900円が目安です。複層ガラス(ペアガラス)への交換費用は、ガラスのみの交換で2万円~20万円程度が相場とされています。特に断熱性能の高いLow-E複層ガラスは、1平方メートルあたり2万円~5万円前後が目安となり、サイズが大きいほど費用は高くなる傾向にあります。

窓全体(ガラスとサッシ)を交換する場合、腰高窓(約120cm×170cm)で23万円~38万円、Low-E複層ガラスを使用すると24万円~39万円程度が目安です。掃き出し窓(約180cm×170cm)では、Low-E複層ガラス使用で30万円~34万円程度かかることがあります。

防犯性能を高める防犯ガラスへの交換費用は、100cm×100cmサイズで1枚あたり4万円~8万円程度が目安です。窓本体と工事費を含めると、腰高窓で5万5千円前後、掃き出し窓で7万円前後となる場合があります。

サッシの種類と交換費用の関係

サッシの素材も交換費用に大きく影響します。主なサッシの種類と費用相場は以下の通りです。

アルミサッシ

軽量で耐久性が高く、広く普及しています。交換費用は1箇所あたり8万円~25万円程度が目安です。既存のサッシを残して新しいサッシを取り付けるカバー工法の場合、5万円~10万円程度でリフォームできることもあります。

樹脂サッシ

断熱性や気密性に優れ、結露防止や省エネ効果が高いのが特徴です。窓ごと交換する場合、25万円~60万円程度が相場とされています。内窓として設置する場合は8万円~15万円程度です。

アルミ樹脂複合サッシ

アルミと樹脂の長所を組み合わせたサッシで、耐久性と断熱性を両立しています。交換費用は6万円~15万円程度が目安です。

木製サッシ

温かみのある雰囲気が魅力ですが、アルミや樹脂サッシに比べて価格が高く、メンテナンスも必要です。一般的な窓1枚の交換で10万円~20万円程度が相場とされています。

工事費用に含まれる内訳

窓やサッシの交換費用は、主に以下の要素で構成されます。見積もりを確認する際は、これらの内訳が明確に記載されているかを確認しましょう。

新しい窓サッシの本体費用

交換する窓やサッシ製品自体の価格です。

施工費(人件費含む)

窓やサッシの取り付けにかかる職人の費用です。

既存窓・サッシの撤去処分費

古い窓やサッシを解体し、適切に処分するための費用です。

付帯工事費

窓周りの壁の補修や塗装、防水処理など、交換に伴って必要となる追加工事の費用です。

運搬費

新しい窓やサッシを現場まで運ぶ費用です。

足場代

高所での作業が必要な場合に設置する足場の費用です。

窓サッシの交換工法には、既存の窓枠を活かして新しいサッシを被せる「カバー工法」と、既存の窓枠ごと撤去して交換する「はつり工法」があります。カバー工法は壁を壊す必要がないため、1窓あたり7万円~15万円程度と費用を抑えやすく、工期も短く済みます。

一方、はつり工法は壁の解体・補修が伴うため、1窓あたり15万円~30万円以上と高額になり、工期も長くなる傾向があります。

空き家の窓やサッシの交換費用を抑えるポイント

リフォーム補助金や助成金の活用

空き家の窓やサッシの交換には、国や地方自治体が提供するさまざまな補助金や助成金を活用できる場合があります。これらの制度は、省エネ性能の向上、防犯対策の強化、耐震改修などを目的としたリフォームに対して支給されることが多いです。

例えば、断熱性能の高い窓への交換は、省エネリフォームとして補助金の対象となることがあります。各自治体によって制度の内容や条件が異なりますので、お住まいの地域の情報を確認することが重要です。申請期間や対象となる工事、必要な書類なども事前に調べておきましょう。

複数の業者から見積もりを取る

窓やサッシの交換費用は、依頼する業者によって大きく異なることがあります。費用を抑えるためには、複数のリフォーム業者や窓専門業者から見積もりを取ることが非常に重要です。

最低でも2~3社から見積もりを取得し、工事内容や費用の内訳を比較検討しましょう。単に総額だけでなく、使用する窓やサッシのグレード、工事費、諸経費などが適正かどうかも確認することが大切です。業者の実績や保証内容、アフターサービスなども比較検討のポイントに含めると良いでしょう。

部分的な修理で対応できる場合

窓やサッシの状態によっては、必ずしも全体を交換する必要がなく、部分的な修理で対応できるケースもあります。例えば、ガラスのみの破損であればガラス交換、鍵の不具合であれば鍵の修理や交換、パッキンの劣化であればパッキンのみの交換で済むことがあります。

専門業者に相談し、窓やサッシの状態を正確に診断してもらいましょう。部分的な修理で対応可能であれば、全体を交換するよりも費用を大幅に抑えることができます。ただし、劣化が広範囲に及んでいる場合や、防犯性・断熱性を大幅に向上させたい場合は、交換を検討する方が長期的に見て費用対効果が高いこともあります。

空き家の窓やサッシの管理は専門業者に相談を

空き家の窓やサッシは、建物の状態を維持し、防犯性を確保する上で非常に重要な役割を担っています。しかし、所有者の方が常に空き家を訪れて細かく管理することは難しい場合も少なくありません。そのような時に頼りになるのが、窓やサッシの専門業者です。プロの視点と技術で、適切な管理と対策をサポートしてもらえます。

プロによる定期的な点検サービス

専門業者に依頼することで、窓やサッシの定期的な点検サービスを受けることができます。空き家は人の出入りが少ないため、劣化や不具合の発見が遅れがちです。プロは、見た目では分かりにくいサッシの歪みや、窓の開閉不良、パッキンの劣化、雨漏りの兆候などを早期に発見し、報告してくれます。

これにより、小さな問題が大きな損害に発展する前に、適切な対処を行うことが可能になります。定期的な点検は、空き家の資産価値を保つためにも非常に有効な手段と言えるでしょう。

防犯対策の強化提案

空き家は不法侵入のターゲットになりやすいという防犯上のリスクがあります。専門業者は、窓やサッシの防犯性能を診断し、現状の弱点を的確に把握してくれます。

例えば、既存の窓に補助錠の設置を提案したり、防犯フィルムの施工、さらには防犯ガラスへの交換など、空き家の状況やご予算に合わせた具体的な防犯対策を提案してくれるでしょう。プロの知見に基づいた対策は、不審者の侵入を諦めさせる効果を高めることにつながります。

適切な修理や交換のアドバイス

窓やサッシに何らかの不具合が見つかった際、修理で対応できるのか、それとも交換が必要なのか、一般の方には判断が難しいことがあります。専門業者は、長年の経験と知識に基づき、最も適切で費用対効果の高い解決策をアドバイスしてくれます。

部分的な修理で済む場合はその方法を、交換が必要な場合は、費用を抑えつつ性能を向上させるための窓やサッシの種類、素材についても詳しく説明してくれるでしょう。複数の選択肢の中から、お客様のニーズに合った最適な提案を受けることができます。

まとめ

空き家の窓やサッシは、戸締まりの徹底に加え、補助錠や防犯フィルムの活用、定期的な清掃・点検が欠かせません。劣化や破損を放置すると、防犯性や断熱性が低下し、資産価値の下落につながります。

交換費用は窓の種類や工法によって異なりますが、補助金の活用や相見積もりで抑えることも可能です。大切な空き家を守るために、早めの対策と専門業者への相談を心がけましょう。

お気軽にご相談ください

空き家に関するお悩みやご質問がございましたら、
お気軽にお問い合わせください。経験豊富なスタッフが丁寧にご対応いたします。

お問い合わせはこちら
   

LINEでも「空き家の活用診断」できます

STEP 01

LINEで友だち追加

STEP 02

建物の写真を送信

STEP 03

活用提案が届く!

お問い合わせはこちら