株式会社AKINAI 株式会社AKINAI
空き家管理

コラム

公開日:2025年11月28日(最終更新日:2025年12月25日) 空き家管理

残置物撤去の費用はどれくらい?一軒家・マンション・アパートの費用相場を解説

残置物撤去の費用はどれくらい?一軒家・マンション・アパートの費用相場を解説

残置物撤去とは、退去者などが残した家財を分別、搬出、処分する作業で、不動産の売却や賃貸に不可欠です。費用は建物の種類、残置物の量、搬出経路の状況に大きく左右されます。この記事では、一軒家(20万~40万円前後)、マンション(10万~25万円前後)、アパート(3万~8万円前後)という間取り別の費用相場を具体的に解説します。また、人件費、運搬費、処分費の内訳や、複数の業者からの見積もり比較といった費用を安く抑える方法も紹介します。

残置物撤去とはどのような作業か

残置物撤去とは、退去した人や亡くなった人が部屋や建物に置きっぱなしにした家財道具や生活用品を、まとめて運び出し、分別し、処分する作業のことです。不動産の売却や賃貸の契約を進めるために、室内や敷地内を空の状態に近づけることを目的としています。

一般的な作業内容としては、家具や家電、衣類、日用品などの分別、袋詰めや箱詰め、屋外への搬出、トラックへの積み込み、処分場やリサイクル施設への運搬などが含まれます。現場の状況によっては、簡単な清掃を行ったり、危険物やリサイクルが必要な品目を分けたりすることもあります。

残置物撤去は、粗大ごみ回収や通常の不用品回収と比べて、室内に物が多く残っている状態から一気に片づけるケースが多く、短期間での作業や、立ち合いが難しい状況での対応が求められることが特徴です。

残置物撤去が必要になる主なケース

残置物撤去が必要になる場面として多いのは、賃貸物件の退去後に荷物が残されたままになっているケースです。借主が荷物を片づけずに引っ越してしまった場合や、夜逃げに近い形で急に連絡が取れなくなった場合など、貸主や管理会社が対応しなければならないことがあります。

持ち家の場合では、相続にともなう一軒家の片づけや、空き家となった実家の整理の際に、残置物撤去が行われることが多くあります。長年暮らしていた家には家財が多く残されていることが多く、相続人だけで片づけるのが難しいため、専門の業者へ依頼することが一般的です。

そのほか、老人ホームや介護施設への入居にともなう退去、事故や病気で急に亡くなった方の部屋の片づけ、売却予定のマンションやアパートの一室を引き渡し可能な状態にするための片づけなども、残置物撤去が必要になる代表的なケースです。

また、ゴミ屋敷化してしまった部屋や、長期間放置された空き家などでは、通常の片づけでは対応できない量の荷物やゴミがあるため、残置物撤去としてまとめて依頼されることも少なくありません。

残置物と不用品の違い

残置物と不用品は似た言葉ですが、意味と扱いが少し異なります。不用品は、持ち主が「もう使わない」と判断した物のことで、家具や家電、衣類、雑貨など、生活の中で不要になった物を指します。所有者の意思で処分する物のため、原則として処分の責任は持ち主にあります。

一方で残置物は、退去した人や亡くなった人が、住んでいた部屋や建物に置いたままにした物の総称です。まだ使えるかどうかに関係なく、その場に残されている物すべてが含まれます。所有者がはっきりしない場合や、連絡がつかない場合も多く、貸主や相続人が対応を迫られる点が大きな違いです。

賃貸物件では、退去後に室内に残っている家財道具やゴミ類は、借主の所有物であっても「残置物」として扱われます。この場合、勝手に処分してよいかどうかは契約内容や状況によって異なるため、オーナーや管理会社は、事前の連絡や合意、契約書の確認など、法律面に配慮しながら対応する必要があります。

不用品回収は、持ち主が立ち会って処分を依頼することが多いのに対し、残置物撤去は、持ち主以外の人が依頼するケースが多いという点も、実務上の大きな違いといえます。この違いを理解しておくことで、適切な業者選びや、トラブルの予防につながります。

残置物撤去の費用相場 一軒家・マンション・アパート別

残置物撤去の費用は、建物の種類や広さ、残っている物の量によって大きく変わります。ここでは、一軒家・マンション・アパートごとのおおよその費用目安をお伝えします。実際の金額は地域や業者によって差がありますので、あくまで参考としてお考えください。

一軒家の残置物撤去費用相場

一軒家は部屋数が多く、物の量も多くなりやすいため、残置物撤去費用も高くなる傾向があります。一般的な目安として、2階建ての一戸建ての場合、残置物が少なめであれば15万円前後から、家具や家電、日用品が一通り残っている状態では20万~40万円前後になることが多いです。

部屋数が多い5LDK以上や、物置・倉庫・庭まわりにも大量の残置物がある場合は、50万円を超えるケースもあります。特に、大型家具や大型家電、ピアノ、物置の解体などが含まれると、その分費用が上乗せされることが一般的です。

マンションの残置物撤去費用相場

マンションは間取りが比較的コンパクトなため、一軒家よりも費用が抑えられることが多いです。1K・1DKなど単身向けの間取りで、生活用品一式が残っている場合、5万~10万円前後が目安とされています。荷物が少ない場合は、これより安くなることもあります。

2LDK~3LDK程度のファミリータイプのマンションでは、家具や家電が一通り残っている状態で、10万~25万円前後になるケースが多いです。エレベーターがない中層階や、高層階で台車が使いにくい場合などは、搬出の手間が増えるため、見積もりが高くなることもあります。

アパートの残置物撤去費用相場

アパートは1K・1DKなどの単身者向けの部屋が多く、マンションと比べても面積が小さい傾向があります。そのため、残置物撤去費用は比較的安く、1部屋あたりの目安として3万~8万円前後になることが多いです。家具付きでない物件で、生活用品が少なめであれば、さらに費用を抑えられる場合もあります。

一方で、2階以上で外階段のみのアパートや、玄関や通路が狭いアパートでは、搬出に時間がかかるため、同じ広さでも費用が高くなることがあります。特に冷蔵庫や洗濯機、タンスなどの大型家具が多い場合は、その分の人件費や運搬費が加算されます。

残置物の量や種類による費用変動

建物の種類にかかわらず、費用に大きく影響するのが残置物の量と種類です。段ボール数箱と小型の家電だけの場合と、家具・家電・日用品が部屋いっぱいに残っている場合とでは、同じ間取りでも費用が数倍違うことがあります。目安として、1トン車1台分の量ごとに費用が加算される料金設定の業者も多く見られます。

また、布団や衣類などの一般的な不用品よりも、マットレス、金庫、ピアノ、仏壇などの搬出が難しい物や、分別や処分に手間がかかる物が多いと、その分費用は高くなります。さらに、家電リサイクル法の対象となるテレビ、冷蔵庫、洗濯機、エアコンなどは、処分費が別途かかるため、全体の費用が上がりやすい点にも注意が必要です。

残置物撤去の費用を左右する主な要因

残置物撤去の費用は、部屋の広さだけで決まるわけではありません。残っている物の量や種類、作業にかかる時間、人員、建物の立地や間取り、追加で依頼する作業など、いくつかの要素が合わさって金額が決まります。ここでは、見積もり金額に影響しやすい主なポイントについて説明します。

残置物の量と種類

もっとも費用に影響するのが、残置物の量と種類です。袋に入るような細かいごみが多いのか、タンスやベッド、冷蔵庫、洗濯機といった大型家具・家電が多いのかによって、必要な人員や車両の大きさが変わります。

また、一般ごみとして処分できるものと、処分に手間や費用がかかるものが混ざっているかどうかも重要です。自治体のルールで処分が難しいテレビ、エアコン、冷蔵庫、洗濯機、パソコンなどは、別途回収費用がかかることが多くなります。タイヤ、消火器、バッテリー、ペンキ類、農薬、医療廃棄物なども専門的な処分が必要になるため、費用が上がりやすい傾向にあります。

残置物の中に、金庫やピアノ、マッサージチェア、物置、解体が必要な大型家具などが含まれる場合も、運び出しや解体の手間が増えるため、その分の作業費が必要になります。

作業人数と作業時間

作業に入るスタッフの人数と、作業にかかる時間も費用を決める大きな要因です。ワンルームや1Kで残置物が少ない場合は、少人数で半日程度の作業で終わることもありますが、一軒家や荷物が多い部屋では、複数人で丸一日以上かかるケースもあります。

大量の荷物の分別、袋詰め、家具の解体、運び出しに時間がかかるほど、人件費は増えます。また、「この日までにどうしても片付けてほしい」といった急ぎの依頼で、通常より多くの人員を増やして対応する場合も、追加料金が発生することがあります。

事前に残置物の量や部屋の状態をできる範囲で伝えておくと、適切な人員配置と作業時間を見込んだ見積もりを出してもらいやすくなります。

搬出経路の状況

荷物を部屋から運び出す経路の状況も、作業のしやすさに直結し、費用に影響します。エレベーターの有無や、階数、廊下や階段の幅、玄関前のスペースの広さなどによって、作業効率が大きく変わります。

エレベーターのない3階以上の部屋や、階段が狭くて大型家具をそのまま運び出せない場合、分解作業や人手が余計に必要になります。また、建物前にトラックを横付けできず、少し離れた場所から台車で運ぶ必要があるときも、運搬に時間がかかり、その分の費用がかさむ傾向があります。

ほかにも、オートロック付きマンションでの出入りの手間や、近隣住民への配慮が必要な場合、管理人室への事前の届け出が必要な物件などでは、段取りに時間がかかることがあり、その点も見積もりに反映されることがあります。

オプション作業の有無

残置物の撤去とあわせて、室内の掃除や消臭、遺品整理などを依頼するかどうかによっても、総額は変わります。基本料金には簡単な掃き掃除のみが含まれ、しっかりとした清掃や専門的な作業は別料金となることが多いため、事前にどこまでをお願いするのか決めておくことが大切です。

ハウスクリーニング

残置物を撤去した後、室内をきれいな状態に戻すために、ハウスクリーニングを追加で依頼することがあります。掃き掃除程度で済む場合は費用を抑えられますが、キッチン、浴室、トイレ、洗面所の水まわりや、窓ガラス、床のワックスがけなどを一式で依頼すると、その分料金が上乗せされます。

特に、長年住んでいて油汚れや水あか、カビがこびりついている場合や、退去後にすぐ賃貸として貸し出す予定がある場合には、専門の清掃が必要になることが多く、通常の残置物撤去費用とは別に、ハウスクリーニング費用が加算されます。

消臭作業

室内にタバコ、ペット、生ごみなどの強いにおいが残っている場合や、長期間締め切られていた空き家などでは、消臭作業が必要になることがあります。においの原因となっている残置物を撤去したあとでも、床や壁紙、天井ににおいがしみついていると、通常の換気や簡単な掃除だけでは改善しません。

オゾン機器を用いた消臭や、専用の薬剤を使った拭き取り、クロスの張り替えなど、においの程度に応じて対応内容が変わるため、費用も幅があります。軽い消臭で済む場合と、数日かけてしっかり消臭する場合とでは金額が大きく変わることが多いため、事前に現地で状態を確認してもらうことが重要です。

遺品整理

亡くなった方の住まいの残置物撤去では、遺品整理を同時に依頼するケースが多くあります。遺品整理では、ただ物を処分するだけでなく、形見分けする品の仕分けや、貴重品や重要書類の捜索、アルバムや手紙などの取り扱いに配慮が必要です。

そのため、通常の残置物撤去よりも、確認作業や仕分けの時間がかかりやすくなります。遺品供養やお焚き上げを寺院に依頼する場合や、仏壇や神棚の引き取り、合同供養などを希望する場合も、別途費用がかかることがあります。どこまでを遺品整理としてお願いするかをあらかじめ決めておくことで、見積もり金額の理由がわかりやすくなります。

残置物撤去の費用内訳を詳しく解説

残置物撤去の見積もりは、単に「一式〇円」とまとめられていることが多いですが、実際にはいくつかの費用項目に分かれています。ここでは、人件費・運搬費・処分費・諸経費の4つに分けて、それぞれどのような作業に対するお金なのかを説明します。内訳を理解しておくことで、見積もり内容の妥当性を判断しやすくなり、業者ごとの比較もしやすくなります。

人件費

人件費は、作業スタッフの人数と作業時間に応じて発生する費用です。残置物の量が多い場合や、大型家具や家電の搬出が多い場合は、どうしても人手と時間が必要になるため、人件費が高くなります。

人件費には、仕分け・分別作業、搬出作業、荷積み作業といった現場での作業にかかる手間が含まれます。特に、遺品が含まれる場合や、細かい仕分けが必要な場合は、作業スピードを落として丁寧に進める必要があるため、同じ量でも時間がかかりやすくなります。

また、早朝や夜間の作業、急ぎの対応など、通常とは異なる条件で作業を依頼する場合は、割増料金として人件費が上乗せされることがあります。見積もりの際には、何名で何時間作業する予定なのかを確認しておくと安心です。

運搬費

運搬費は、撤去した残置物をトラックに積み込み、処分場や保管場所まで運ぶための費用です。主に、使用する車両の大きさと台数、走行距離によって金額が変わります。

一軒家まるごとや、長年住んでいた賃貸物件などで荷物が多い場合は、2トントラックを複数台使用することもあります。エレベーターがないマンションや、階段が狭いアパートなど、荷物の運び出しに時間がかかる物件では、同じトラック台数でも作業時間が長くなり、その分、運搬費と人件費の合計が高くなりやすいです。

処分場までの距離が長い地域や、交通事情により時間がかかるエリアでは、燃料代や移動時間を考慮して運搬費がやや高くなることもあります。見積もり書に「車両費」や「トラック費」などと記載されている場合、これが運搬費にあたります。

処分費

処分費は、回収した残置物を自治体の施設や民間の処分場で処理するための費用です。可燃ごみ・不燃ごみ・粗大ごみなどの一般的なごみのほか、家電製品や金属類、木材、布団、マットレスなど、品目ごとに処分方法や料金が異なる場合があります。

特に、テレビや冷蔵庫、洗濯機、エアコンなどの家電リサイクル法の対象製品は、別途リサイクル料金と運搬料金がかかるのが一般的です。また、タイヤ、消火器、バッテリー、塗料など、特別な処理が必要なものは、通常のごみよりも処分費が高くなる傾向があります。

一方で、状態の良い家具や電化製品など、買取が可能な品物が多い場合は、その買取金額を処分費や総額から差し引いてもらえることもあります。見積もり時には、「どの品目が有料処分になるのか」「家電リサイクルにかかる費用はいくらか」といった点を確認しておくと、後から料金が増えるリスクを抑えられます。

諸経費

諸経費は、現場作業と処分費以外に発生する細かな費用をまとめた項目です。具体的には、梱包資材代、駐車場代、高速道路料金、現場までの交通費、見積もりや事務処理にかかる費用などが含まれることがあります。

たとえば、エレベーターの養生や、共用部分の床・壁の保護に使用する養生材、段ボール、ガムテープ、緩衝材などの費用が諸経費として計上されることがあります。また、現場近くにトラックを駐車できず、近隣のコインパーキングを利用する必要がある場合は、その駐車料金が上乗せされることもあります。

諸経費は、「一式」としてまとめて記載されていることが多いため、金額が大きいと感じたときは、どのような内容が含まれているかを業者に確認するとよいでしょう。費用の内訳を丁寧に説明してくれる業者であれば、料金に対する納得感も高まりやすくなります。

残置物撤去の費用を安く抑える方法

残置物撤去の費用は、ちょっとした工夫で大きく変わることがあります。ここでは、無理のない範囲で費用を抑えるための具体的な方法についてご紹介します。

自分でできる範囲の作業を行う

業者にすべてを任せると、その分人件費や作業時間が増え、費用が高くなりやすくなります。体力的に無理のない範囲で、自分でできる作業をあらかじめ済ませておくと、見積もり額を下げられる可能性があります。

たとえば、衣類や紙類、壊れた日用品など、自治体のごみ収集で処分できるものは、事前に分別して出しておくとよいでしょう。また、ペットボトルや缶、ビンなどの資源ごみも、地域のルールに従ってまとめておけば、業者が仕分けを行う手間を減らすことができます。

ただし、大型家具の解体や、重たい家電の運び出しなどは、無理をするとけがや事故の原因になります。無理をせず、危険な作業や判断が難しいものは業者に任せるようにしましょう。

複数の業者から見積もりを取る

残置物撤去の費用は、業者によって料金体系やサービス内容が異なります。そのため、最初から一社に決めてしまうのではなく、複数の業者から見積もりを取って比較することが大切です。

見積もりを比較する際は、金額だけでなく、「作業に含まれる内容」「追加料金が発生する条件」「処分方法」なども確認しましょう。安く見えても、後からオプション料金が加算されて高くなる場合もあるため、総額で判断することがポイントです。

また、電話や写真だけでおおよその金額を伝える業者もありますが、できるだけ現地調査を行ったうえで、書面やメールで正式な見積書を出してもらうと安心です。

不用品を事前に売却する

残置物の中に、まだ使える家具や家電、趣味の道具などがある場合は、事前に売却しておくことで、処分する量を減らすことができます。処分量が減れば、トラックの台数や作業時間が少なくなり、結果的に費用を抑えられることがあります。

家電リサイクルの対象になっているテレビや冷蔵庫、洗濯機なども、年式が新しく状態が良いものであれば、リサイクルショップで買い取ってもらえる場合があります。また、本やゲーム、ブランド品などは、専門の買取店を利用したり、フリーマーケットアプリを活用したりする方法もあります。

ただし、売却には時間と手間がかかるため、退去日までの期間に余裕がない場合は、無理のない範囲で進めることが大切です。売れ残ったものをあらためて業者に依頼する際の費用も考えあわせて、全体の負担が少なくなる方法を選びましょう。

繁忙期を避けて依頼する

残置物撤去の業者は、引っ越しが増える時期や年度末などに依頼が集中しやすくなります。特に、3月から4月、長期連休前後などは予約が取りづらくなったり、料金が高めに設定されていたりすることがあります。

可能であれば、こうした繁忙期を避けて依頼することで、比較的安い料金で依頼しやすくなります。また、平日や午後など、時間帯を指定しない形で依頼すると、業者の予定に合わせやすくなり、割引の対象になる場合もあります。

退去日や売買契約の日程など、どうしても動かせない事情がある場合は、早めに業者へ相談し、スケジュールに余裕をもって予定を立てておくと、慌てて高い条件で契約してしまうことを防ぎやすくなります。

残置物撤去業者の選び方と注意点

残置物撤去は、費用も時間もかかるため、安心して任せられる業者を選ぶことが大切です。ここでは、信頼できる業者の見極め方や、悪徳業者に引っかからないための注意点、見積もり時に確認しておきたいポイントについて解説します。

信頼できる業者の特徴

信頼できる残置物撤去業者には、いくつか共通する特徴があります。まず、会社の所在地や連絡先がはっきりしており、固定電話番号が記載されているかどうかを確認しましょう。会社概要や代表者名、業務内容などが明確に書かれているかも大切なポイントです。

次に、産業廃棄物収集運搬業の許可や、古物商許可など、必要な許可をきちんと取得しているかどうかを確認します。自治体の許可番号が明記されている業者は、法律に基づいて適切な処分を行っている可能性が高いといえます。

また、見積もり内容がわかりやすく、作業内容や費用の内訳を丁寧に説明してくれる業者は、信頼性が高い傾向にあります。残置物の量や種類、作業日程に応じて、無理のない提案をしてくれるかどうかも重要です。

さらに、実際に利用した人の口コミや評判も参考になります。インターネット上の評価だけでなく、不動産会社や管理会社から紹介された業者であれば、ある程度の実績があると判断しやすくなります。

悪徳業者を見分けるポイント

残置物撤去の分野には、残念ながら悪質な業者も存在します。見分ける際の大きなポイントは、「料金」と「対応」の2つです。まず、「とにかく安い」「今すぐなら半額」といった極端に安い宣伝文句には注意が必要です。見積もり時は低い金額を提示し、作業当日に追加料金を請求するケースもあります。

また、「トラック積み放題」「部屋まるごといくら」といったあいまいな料金だけで、具体的な作業内容や処分方法を説明しない業者にも注意しましょう。残置物の量や種類にかかわらず一律料金とだけ案内される場合は、後からトラブルになるおそれがあります。

連絡先が携帯電話番号のみであったり、会社の住所がはっきりしない業者も避けたほうが安心です。ホームページがあっても、運営会社名や責任者名、許可番号などが記載されていない場合は、信頼性に欠けると考えられます。

さらに、不法投棄を行う業者にも注意が必要です。処分費用を節約するために、山林や空き地に残置物を捨ててしまうと、依頼した側が責任を問われる可能性もあります。処分方法について質問した際に、焼却施設や処分場の話をきちんと説明してくれるかどうかも確認しておきましょう。

見積もり時の確認事項

残置物撤去でトラブルを防ぐためには、見積もりの段階で細かく確認しておくことが重要です。まず、現地での見積もりをしてもらえるかどうかを確認しましょう。電話や写真だけのやり取りで、正確な残置物の量や状況を確認せずに金額を提示する業者は、追加請求が発生しやすくなります。

見積書では、作業内容と費用の内訳を必ず確認します。「一式」とだけ書かれている場合は、何にいくらかかっているのかがわからないため、詳細な項目を出してもらうよう依頼しましょう。人件費、運搬費、処分費、オプション作業の料金などが分けて記載されていると安心です。

また、「追加料金が発生する条件」を事前に聞いておくことも大切です。想定より残置物が多かった場合や、当日になって特殊な処分が必要な物が見つかった場合など、どのようなケースで金額が変わるのかを確認しておくと、予算オーバーを防ぎやすくなります。

作業日程や作業時間帯、鍵の受け渡し方法、立ち会いの有無についても、事前に取り決めておきましょう。マンションやアパートの場合は、共用部の養生やエレベーターの使用ルールなど、管理規約に沿った作業ができるかも大切なポイントです。

最後に、見積書や作業内容の説明に納得できない場合は、その場で契約せず、一度持ち帰って検討するようにしましょう。複数の業者の見積もりを比べることで、適正な費用やサービス内容が見えやすくなります。

残置物撤去の依頼から完了までの流れ

残置物撤去は、問い合わせから支払いまでいくつかの段階を踏んで進みます。全体の流れを理解しておくことで、スケジュールの調整やトラブルの防止に役立ちます。

問い合わせと現地調査

まずは電話やメールで業者に問い合わせを行い、物件の種類やおおまかな残置物の量を伝えます。この段階では、おおよその費用の目安や、対応エリア、対応可能な日時を確認しておくと安心です。

次に、担当者が実際に部屋や一軒家を訪れて現地調査を行います。間取り、残置物の量や種類、エレベーターの有無、トラックを止められる場所などを確認し、その場で詳細な見積もりを作成する流れが一般的です。

見積もり内容の確認

提示された見積書の内容をよく確認し、作業内容と料金が納得できるかどうかを判断します。作業人数、作業時間の目安、トラック台数、処分費、オプション作業の有無などが明記されているかをチェックすることが大切です。

不明点があれば、必ずこの段階で質問し、追加料金が発生する条件や、キャンセル料の扱いなども確認しておきます。内容に問題がなければ、口頭または書面で正式に依頼し、作業日程を確定します。

作業の実施

作業当日は、担当者と作業員がトラックで訪問し、事前に取り決めた内容に沿って作業を進めます。残置物を分別し、搬出しやすいようにまとめたうえで、順番に運び出していきます。

大きな家具や家電は、壁や床を傷つけないよう養生を行ったうえで搬出します。オプションとしてハウスクリーニングや簡易清掃を依頼している場合は、搬出後に室内の掃き掃除や拭き掃除などを行います。

作業後の確認と支払い

すべての残置物の搬出と片付けが完了したら、依頼主が部屋の中を確認します。取り外しを依頼していた照明やカーテンレールがきちんと処理されているか、床や壁に傷がないか、残し置く物が誤って処分されていないかをチェックします。

問題がなければ作業完了のサインを行い、見積書どおりの金額を支払います。支払い方法は、現金払いのほか、銀行振込やクレジットカードに対応している業者もあります。領収書や明細書は、後日のトラブル防止のためにも必ず保管しておくと安心です。

まとめ

残置物撤去の費用は、建物の種類(一軒家、マンション、アパート)や残置物の量・種類によって大きく変動します。費用を抑えるには、自治体で処分できる物を事前に自分で片付けて、業者の作業量と時間を減らすことが重要です。また、複数の業者から相見積もりを取り、作業内容、処分費、追加料金の発生条件を詳しく確認することが、悪質な業者を避け、納得のいく価格で依頼する鍵となります。

お気軽にご相談ください

空き家に関するお悩みやご質問がございましたら、
お気軽にお問い合わせください。経験豊富なスタッフが丁寧にご対応いたします。

お問い合わせはこちら
お問い合わせはこちら